私の青春を支えてくれた大切な人たちへ
この春、六年間通った学び舎を離れ、私は大学生になった。
新しい環境、新しい挑戦、新しい出会い。中高一貫校に通っていた私にとっては、「新生活」というものは六年ぶりで、何かにつけて中学に上がったばかりのあの春を思い出す。
新しい制服に袖を通す感覚、夢にまで見た憧れの校舎に足を踏み入れた日。そしてそこで待っていた様々な出会い。
その中の一つに、ジャニーズWESTがあった。
「今がチャンスだよ」
中学生になって初めてできた友達がそう言って紹介してくれたのがジャニーズWESTだ。今月デビューするから、ファンになるなら今がチャンスだよ、と。その子としては、一緒に応援できる仲間が欲しくて、不意を突いて出た言葉だったのだろうと思う。けれど当時の私には、心底もっともらしく聞こえたのだ。そして、今でもずっと心に残っている。
最初の頃は、名前と顔も一致しないような状態で、「ともひろとかたかひろとか、桐山とか神山とか紛らわしいな!」とか思っていた。なんて失礼な奴だろうと思う。そんな私に彼女はメンバーの性格から何から、デビューの時に一悶着どころか七悶着くらいあったことまで丁寧に教えてくれた。当時はガラケーしかもっていなかったし、パソコンなんてろくに触ったこともなかった私にとっては彼女が唯一の情報源で、私がWESTのファンになれたのは確実に彼女のおかげだと思う。絶対見てないとおもうけど、ありがとう!!!(直接言え)
中学一年生の春、ジャニーズWESTに出会ってからというもの、私の生活には常に彼らがいた。あっという間に過ぎていった、今振り返ってみればまるで幻のような青春時代の私を彼らの存在と彼らの楽曲が支えてくれたことは、たとえいつか私の生活からジャニーズWESTが消える日が来たとしても、一生忘れることのない財産だと思う。
ここに少しだけ、備忘録として私の青春時代の思い出を書き起こしてみたい。
重岡くんが初めて出演したゴールデン枠のドラマ「ごめんね青春!」の初回放送を、自分のことのようにドキドキしながらテレビの前に正座して待ったこと。
ジャニーズWESTの1stコンサートに行きたいとお願いしたけれど、親が厳しくて行かせて貰えなかったこと。(結局パリピポもラッキィィィィィィィ7も行かせて貰えずだった)
少ないお小遣いで、かけ持ちしていたグループとの兼ね合いもあって、WESTのCDには全然手が出せなかったこと。
遠足の時、街で見つけたサーティーワンのお店で流れていた「ジャニーズWESTおすすめフレーバー紹介VTR(みたいなやつ)」を見たいがためにお店の前にやたらと長居したこと。(ごめんなさい)
中学三年生の夏、親に頼み込んで、やっと発足したファンクラブに友達と一緒に申し込んだこと。
映画館の大きなスクリーンで観た「溺れるナイフ」があまりにも衝撃的過ぎて、夜眠れなくなったこと。菜奈ちゃんと重岡くんのキスシーンをドキドキしながらみたあの気持ち。
中学三年生のクリスマス、初めて彼らがドームに立った日も、遠征は叶わずこの目で見ることはできなかったこと。
初めて行ったLIVEツアー「なうぇすと」で、初めて生で見たメンバーに心底感動したこと。(これは一生忘れないと思う。)
高校生になって、アルバムだけでなくシングルも毎回購入できるようになった嬉しさと、それでも一形態選んで購入するしかない悔しさ。
Mステは何回目の出演でも緊張して、その日は何も手につかないこと。そして必ず何かしらのハプニングを起こしてくれるWESTさんを観てほっとする恒例行事。
LIVEの当落を待つとき、ページを開くときのあの気持ち。
横浜アリーナの日程と部活の本番がかぶったからと親に頼み込んで、静岡のエコパアリーナ公演に入るために初めて友達と二人だけで新幹線に乗ったこと。
WESTivalの「乗り越しラブストーリー」で重岡くんが弾くピアノを初めて生で聴いて、涙が止まらなくなったこと。
「GOD DAMN」に感動して、帰りの新幹線で友達が寝てしまったあと、ずっと聴いていたこと。
「プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~」を観に行った日、午前中に雪が降って、めちゃくちゃ寒い中友達と映画館へ向かったこと。映画の中で幾度となく出てくる雪景色を見て、その日を選んで降った東京の雪に何となく運命を感じたこと。
高校二年生になって、大所帯の部活の長として奔走しながら押しつぶされそうな日々を送っていた時、WESTの活躍が日々の励みになって、彼らの楽曲に日々背中を押されていたこと。
友達とお泊り会をして、一晩中かけてLIVEDVDを見尽くしたこと。
「宇宙を駆けるよだか」を観た時の衝撃。
WESTV!で生で聴いた「間違っちゃいない」で例のごとく大号泣したこと。
リアルタイムのジャニーズWESTとはほぼ決別した状態で過ごした高校三年の一年間。(週一回のパパジャニWESTだけで生きていた)
「間違っちゃいない」、「アメノチハレ」、「Big shot!!」が私の受験生活のテーマソングだったこと。
「ストロベリーナイトサーガ」の一話を最後に、「白衣の戦士!」も、「これは経費で落ちません!」も、「決してマネしないでください。」も「死役所」も「知らなくていいコト」も、受験生活のあいだは泣く泣く観るのを我慢したこと。
重岡くんがブログを更新してくれる度に「今日も頑張れそう」って元気をもらえたこと。
学校や予備校が終わった後、ファミレスで夜遅くまで勉強しながらずっと聴いていた「間違っちゃいない」。
これでもほんの一部に過ぎないけれど、こうやって書き起こしてみると、ジャニーズWESTという存在が自分をどれだけ支えてくれているか、私という人間が構築されるうえでどれだけ大きな存在だったか、改めて実感する。そしてそこには、何度言っても言い尽くせないくらいの「ありがとう」にあふれていて。
いつだって彼らは、
「ジャニーズWESTを応援していてよかった」「これからもずっとついていきたい」
そう思わせてくれる。
”一度悲しい思いをさせた分もう二度と悲しい涙は流させない”いつか淳太くんが10000字インタビューでそう言っていたけれど、そうじゃなくたってきっと彼らは他のどのグループよりもファンを大切にして、ファンのことを考え抜いてくれる人たちだったと思う。
「ファンもジャニーズWESTのメンバーの一人」
「チームジャニーズWEST」
どれだけ有名になっても、物理的な距離が離れても、そうやってずっと心で近くにいてくれる。
LIVE中、彼らが何度も口にする「ありがとう」の言葉。耳が痛くなるくらい、もういいよ!って言いたくなるくらい、何度も言葉にしてくれるのは、きっと無意識で言っているからなんだろうなって思う。いつ何時も、私たちファンへの感謝の気持ちを持っていてくれる彼らだからこそ。
でも本当に「ありがとう」って言いたいのは、言わなきゃいけないのは私のほうで。
悩んで、迷って、考え抜いて、そして最後にはどんな逆境も乗り越えて笑顔に変える姿。
「間違ってもいい」「どんな自分だっていい」って魂を込めて歌ってくれる姿。
どんな仕事にも手を抜かず、過酷な仕事でもすべてやり切って「楽しかった!」と笑って言ってのける姿。
常に新しいものを吸収し習得して、私たちファンに見せようとしてくれる姿。
「アイドルを応援しているだけ」のはずだったのに、いつのまにか、一生懸命に生きる人たちの日々を追いかけていて、「ただ目の前のことを懸命にこなすこと」がどんなにかっこいいことかを教えてもらって、私も彼らのように泥臭く一生懸命に生きたいと思って、それが気づけば私の青春時代の全部につながっていて。
部活だってそう、受験だってそう。
「今何かが変わらなくたって、今やっていることは必ず未来の自分のためになってる」
そう信じてただがむしゃらに、しがみついて戦って、やり切れたのは、”そういう生き方”を彼らが教えてくれたからに他ならない。
ジャニーズWESTが人生のバイブルで、ジャニーズWESTが私の目標。
だからもっと多くの人にジャニーズWESTを知って欲しい。私が救われたように、支えられたように、きっと彼らに救われる人達が沢山いる。彼らを応援することで、目に見えないけどものすごく大きな力を貰えるから。
まだジャニーズWESTを知らないなんてもったいない、応援しないなんてもったいないって、ずっと思ってる。
応援するのに長いも短いも無い。ジャニーズWESTに出会ってしまえばこっちのもの。
だから私は毎日、毎分毎秒、いつだって世界中に言いたい。
「今がチャンスだよ」って。
私の青春を支えてくれた大切な人たちへ
デビュー6周年本当におめでとう。
表舞台でキラキラと輝く人達だってこんなに悩んで考えるんだ、私も悩んでもがいていいんだ、いつでも素のまんまの貴方達が私にそう教えてくれました。
私というちっぽけな人間に、大きな活力をくれました。
ファンネームがジャス民に決まった時、そう教えてくれたあの時から、ずっとずっとジャニーズWESTに着いていくと決めています。
どんどん大きくなってね。大丈夫、どれだけ遠くなったって、心でずっと近くにいてくれるってたくさん時間をかけて証明してくれたから。
崖っぷちでもいい。なんだっていい。
貴方達の一生懸命に生きる姿が、私達ファンの誇りであり、何よりも守りたい大切なものです。
いつも本当にありがとう。
おじいちゃんになっても、ずっと7人で笑っていてください。
そしてずっと向こうの未来でもう一度聞かせてね。
「神様、こんな素敵なメンバーに出会わせてくれてありがとう」って。
私より
2020.4.23 ありったけの愛を込めて